ミラノからスイスへは、列車で2時間程度。簡単にアクセスできます。というのも、アルプスを貫くシンプロントンネルがあるからです。なんとこのトンネル、1906年に開通したとのこと。3000m近い山の下を当時の技術で掘るのはとても大変だったと思います。
利用した電車はミラノ発ジュネーヴ行き。乗った途端、スイスに行くことを実感します。というのも、車内放送がイタリア語、ドイツ語、フランス語、そして英語なのです。これぞ国際列車!といった感じ。
列車はマッジョーレ湖畔を走り抜けます。
この電車、食堂車がついているので、せっかくの機会だから利用してみました。
コーヒーとサンドイッチを頼むと、食堂のおじさんが「君、日本人?」とイタリア語で聞いてきます。そうだ、と答えると
「ありがと~」と日本語で!
乗務員は陽気なトレニタリア(イタリアの鉄道会社)の職員さんです。
ロカルノへ行くという母娘と話していると、列車はあっという間に国境の長いトンネルにさしかかり、スイスに着いてしまいました。
スイスではブリークという町に住んでいる知り合いの家に寄せてもらいます。家の近所からはこの絶景!ですが山の氷河はやっぱり縮小しているそうです。
こちらがシンプロントンネルのスイス側の入り口。歩いていたら、通りかかった現地の人がトンネルについて説明してくれたけど、ドイツ語ぜんぜんわからない!マイランド(ミラノのこと)だけは聞き取れたが、ともかくダンケシェーン!!
翌日はマッターホルン麓のツェルマットへ。登山電車で3130mのゴロナーグラード展望台に行きます!
雪山がこんなにちかくに!
こんなところまで鉄道を通すスイス人には頭が下がります。
なんだかもう言葉が出ない
山を下りるのが惜しく感じられたため、ゆっくり歩いて下山することに。本当は途中の登山電車の駅まで、と思っていたのですが、結局ツェルマットまで歩いてしまいました。あとで知ったのですが、なんとその標高差は1500m以上もあったのです!
撮り鉄できちゃいます。
岩陰にはかわいらしいお花が!
有名な逆さマッターホルンです!オフシーズンなので絶景を独り占め
だいぶ下りてきました。そろそろ雪山とはお別れ
ほんとに誰も歩いていなかったのですが、いま思うとちょっとこわいかも
来世はこういう所で生まれたいですね。
途中の信号所で休憩。
スイスの人、この道をマウンテンバイクで思いっきり駆け抜けるのです!気持ちいいだろうなぁ・・・
この岩の上でお昼ご飯にします。といってもお昼はミラノのスーパーで買ったビスケットです。
ここが森林限界。道は林の中に入ってゆきます。
気持ちのいい山道!
チーズ小屋でしょうか。ハイジに出てきそう。
マーモットはいなかったけど、子リスはたくさんいました。
やっと村の牧草地に到着!足が痛い!
お邪魔しとります
ああ、やっと村が見えた!
ツェルマットから列車でブリークに帰ってきました。
ブリークはイタリアとの街道の途中にあり、交易で栄えた街。お城があります。
という感じで山歩きは無事終了しました。
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