2月の終わりにカザフスタンからウズベキスタンにかけて一人旅してきました。
まずは仁川空港から直行便でカザフスタン南部のアルマトイへ。深夜到着だったのでちょっと不安だったのですが、無事、タクシーを捕まえてホテルへ直行。運転手が誰かと電話しながら前もろくに見ず、100km以上も出して車を飛ばすので全く生きた心地がしませんでした(笑)
今回宿泊したホテルは、4つ星の『ホテルカザフスタン』。公式ホームページから一泊4000円ほどで予約を入れました。
ここはカザフスタンの紙幣にも描かれているほどの有名ホテル。
地下鉄駅のそばという立地の良さに加え、完璧な英語対応に感動!Booking.comに『英語対応』と出ていても、ロシア語しか通じないのが旧ソ連のスタンダードなので、とても助かります。行きのアシアナ航空が2時間ほど遅延したのですが、その旨を英語でメールして出したら5分後に返事が来ました。
また、先ほどのHPの予約フォームから、空港・ホテル間や鉄道駅・ホテル間の送迎の依頼もできるようで、予約の時すごいなぁ~と感心しました。
私は一番安い部屋を予約したのですが、閑散期だったためか、スイートルームに案内されるといううれしいハプニング!
電気ポット、ティーバック、タオル、歯ブラシ、Wi-Fi完備で、日本の中・高級ホテルとなんら変わらない設備。24時間営業のカフェもホテル内にあり、ご飯を食いっぱぐれても大丈夫!また、両替所がフロントの横にあるのもとっても便利でした。
写真:http://www.voxpopuli.kz/history/2249-pervyy-neboskreb-alma-aty.html
さらに、シャワーはお湯が出ます!
当たり前じゃないか!と思うかもしれませんが旧ソ連では当たり前ではないのです。
現にウズベキスタンでは4つ星ホテルにも関わらず、お湯が出ませんでした。
このホテルは1978年開業。25階建てで、2008年までアルマトイで一番高い高層ビルだったそう。アルマトイは地震が多いため、高層ビルをなかなか建てられなかったのですが、ソ連の建築家が国の威信をかけて、当時の最先端の免震技術を導入して造りました。滞在中に地震が起きたらソ連の技術を信じるしかない(笑)
街のどこからでも見ることのできるこのホテルはカザフ=ソビエト共和国の首都のシンボルでした。確かにこの王冠の様な屋上の装飾は独創的で目立ちます。
写真:http://www.voxpopuli.kz/history/2249-pervyy-neboskreb-alma-aty.html
朝起きてびっくり!というのも、夜は分からなかったのですが、私が宿泊した部屋は山側に面していたのです。
天山山脈がすぐ目の前に!
アルマトイのテレビ塔も見えます。なんとなくスカイツリーに似ているような・・・
朝日に照らされた山並みの美しいこと!
高級ホテルでもサービスが悪く設備が古いのが旧ソ連だとさんざんいろいろな人から言われておりましたが、『ホテルカザフスタン』はサービス、設備ともに間違いなく一流ホテルでした。
現地の物価からしたらやはり値が張りますが、日本の高級ホテルと変わらないおもてなしで快適です。
さて、これからカザフ・ウズベク旅行がはじまります。最高の天気に恵まれ、いいスタートを切れました。
(つづき:はじめまして天山山脈)