新竹で日本統治時代の建築めぐり

那覇行きの飛行機は18時なので、それまで思う存分観光することに。台北はなんだかあまり行きたいところがなかったので、西海岸に足を伸ばします。


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やってきたのは台北から自強號で1時間ちょっとの距離にある新竹市
何で新竹に行くことにしたのか…忘れました。完全に気まぐれです。


1913年に開業した新竹駅。台湾総督府の鉄道局局員であり建築家でもあった松崎萬長によって設計されました。ゴシック様式の名建築です。


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駅舎外観。やっぱり椰子の木があると南国だなぁーと感じます。


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台湾鉄道のホームは結構リニュアールされているのですが、ここは昔のままのようで鋼鉄むきだし。ほんと日本みたい。そういえば案内表示の色に見覚えが…


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駅舎玄関。博物館のようなつくりです。丸窓も特徴的。


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待合室。天井は空襲で損壊したようです。昔を伝えるのは窓枠ぐらいかと。


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バスオタなんでバス撮り。恐らく日野?日本車であることは間違いないのですが。
というかここ日本か!どこまで日本のものであふれてんの・・・


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町中にも戦前の建物がたくさん。日本なんかよりもよっぽど昔の建物が残っているように感じます。台湾も空襲ひどかったらしいんですけどねー。


なんだかんだ日本は戦後の都市開発で古い建物みんな壊しちゃったからな。


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市場に行ってみたけどちょっと早かったかまだ営業前。果物の屋台は出てたけど。


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市場の中にお寺の入り口?迷路のようです。


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新竹都城隍廟という名前の道教寺院だそうです。市場の真ん中にあり、外からは全然分からない。なんでこんな隠れるような立地なのでしょうね?


はじめは寺の前に屋台が数軒並んでるぐらいだったのが、いつしか門前町が寺を包み込んでしまったとか…そんなわけないか。


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続いて他の都市でもやったように日本統治時代の建築巡りをします。て言っても偶然通りかかっただけなのですが。こちらの信用金庫(新竹市第一信用合作社)は1934年完成。


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新竹市警察署は1930年代の建物。空襲被害を避けるためにこの色にしたというのですが本当ですかね? 外壁を黒ペンキで塗ったと言う話は聞いたことがあるけど。


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新竹市政府は大正時代の庁舎が未だに現役。京都市役所や名古屋市役所よりちょっとだけ年上ですね。美しすぎる…完全美だ。台湾の国旗もセンスいいので。


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庁舎入り口。そういえば昭和天皇も皇太子時代にご訪問されたようです。


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これは優れすぎ。新竹、というか台湾に来て良かった。うちのサークルの役所オタクさんにも教えないと。高雄といい新竹といい素晴らしすぎて言葉が追いつかない。


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(旧)新竹消防署。やっぱり1930年代の建物。台湾でも119なんですねー。


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こちらは日本時代から続く映画館だったかと。


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街の中心部の広場に清時代の城門が残っています。そういえば台湾に来てから清のものを見るのは初めてのような…


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遠くに新竹駅が見えます。


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広場の周りにも日本時代の建物が沢山。こんなに残ってるもんなんですね。


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相変わらずのバス撮り。よい子の皆さんはトラブルに巻き込まれたくなかったら警察車両を撮るのは止めましょう! でも格好よすぎる…これは台湾製


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これにて新竹散策はおしまい。駅弁を買って電車に乗ります。

次なる目的地は日本の木造駅舎!またかよ…なんて言わないでね


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