産交バスで『夏目友人帳』舞台訪問【球磨村の棚田】

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この日は八代から人吉まで、球磨川沿いをのんびりと回りたいと思います。なんでもここら辺は6期までつづく人気アニメ『夏目友人帳』の舞台。もっとも自分は民俗学とか神社とか好きですし、聖地だけを巡るのではなく、アニメに出てきそうな雰囲気の場所も訪れて世界観に浸りたいと思います。



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あさ7時の肥薩線に乗って人吉方面へ。列車の中から鹿の群れをみることができました…。とんでもないローカル線です。ちなみにお客は自分含め3人だけ。


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瀬戸石駅で行き違い列車の待ち合わせ。ちなみにこの駅も聖地なのです。ラッキーw


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確かに周囲に民家もなく、妖怪なんかがいたとしても不思議のない感じです。まあアニメでは廃線ってことになっていましたけど…


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白石駅で途中下車します。駅舎は明治時代のものだとのこと。すごい…


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こんな大きな駅に一人降り立つのも不気味なんですけどね。


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昔は有人駅だったとかで、栄枯盛衰を感じます。


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目の前を流れるのは球磨川。朝霧が立ちこめてとても神秘的です。


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川を渡ってやって来たのは熊野座神社。なんとこの神社、鍾乳洞の中にあるのです。


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鍾乳洞の奥には地底湖があり、ここに石を投げ入れて水がはねる音がすれば、願いが叶うらしい。それと、この神社の案内板に書いてありましたが、洞窟の奥へ入ると一度黄泉の国に行ったことになるそうです。つまりお参りすれば蘇ったことになるのだとか。


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続いて産交バスに乗って球磨村の中心部へと向かいます。村が補助を出してくれるので運賃はわずか100円。川の右上に見える白い建物が球磨村役場。


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地元民の足となっているようで満員です。地方の路線バスの理想型では?


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一勝地駅前で下車。大正時代の駅舎が残っています。そういえばアニメの中で子狐ちゃんが使った駅はここでは?という話がありましたが、どうなんだろ。


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一勝地から支流沿いに少し歩いて行くと立派な石組みアーチの橋がありました。


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球磨地方にはこのような石橋がたくさん残っているそうです。夏目友人帳の中でも石橋がでてきますが、そちらは八代郊外の笠松橋。


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まあ雰囲気だけは似てるかな。この近くには温泉も窯元もあるし、聖地っぽさはあるんだけど。


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そのまま温泉を通り過ぎてさらに山を登ってゆくと鬼ノ口棚田にたどり着きます。日本の棚田100選にも選ばれているとか。


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朝霧が立ちこめていて本当に何かいたとしても不思議ない。


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さすがは九州、1月末だというのにもう梅がさいています。


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それにしても立派な棚田です。ここまで切り開くまでに相当長い年月かかったのだろうなぁ。


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妖怪が見えたらなぁなんて思わなくはないけれど…いたとしても全然おかしくない雰囲気です。


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駅に戻り、次のバスを待ちます。肥薩線は風光明媚で味のあるローカル線なのですが、値段は高いし本数も少ない!地元の足としてはバスの方が断然優勢です。熊本・人吉の都市間移動なら長大なトンネルと橋で山と渓谷を貫く九州道がありますし…。観光路線として生き残りをかけているようだけど、ちょっと心配だな…


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一勝地駅の駅長がバスをお出迎え。ここの人たち、みんな顔見知りのようです。昔ながらの日本の田舎って感じでいいなぁ。


というわけで産交バスに乗り、舞台は人吉へと移ります。


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