【チロル①】牧歌的なシュトゥーバイタール


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オーストリアは日本と同じで国土の大半が山がちな国ですが、とりわけ西部のチロル地方アルプス山脈の一端を成しています。


上の地図の紫色の線の内側がチロル州。もともとチロル伯の治めていた地域がそのまま州になっています。地図で見ると州が2つに分かれていますが、これは第一次世界大戦の結果、かつて領土だった南チロルがイタリアに割譲されてしまった名残です。


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それはともかく歴史の話はひとまず置いておいて、今日は前回の続きから。


チロル州の州都インスブルックから路線バスに乗ってシュトゥーバイタールというアルプスの小さな村へやってきました。これから3泊、このB&Bにお世話になります。


宿のおばさんはすごく親切にしてくれましたが、(今回の旅で初めて)英語があまり通じず、近くに住んでいる娘さん夫婦が通訳してくれました。どこまでいっても英語が通じるのもつまらないから、私はこういう田舎は好きです。


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宿にあったシュトゥーバイタールの鳥瞰図。2日間は自由に歩き回れるので、天気とにらめっこしながら計画を立てます。


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翌朝、早く起きてしまい、朝食まで暇なので宿のそばを散歩。
昨日着いたときはこんな大きな滝だとは思わなかった。


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牧草地にきれいな花が咲き乱れています。街歩きも楽しいけど、観光化されていないこういう田舎でのんびりするのもいいなぁ、、


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どこまでも牧歌的な雰囲気が広がっています。映画「大脱走」に出てくる風景みたい!


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シュトゥーバイタールには確か3箇所、ロープウェイで登れる山があります。今日はそのうちのひとつ、ノイシュティフト地区のエルファーリフト(Elferlifte Neustift)へ。


ロープウェーの終点はもう雲の上!ここからハイキング開始です。


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アルプスの山塊が目の前に迫ってくる感じがすごいです。


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山小屋もどこかかわいらしい。


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やがて森林限界を超えます。


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その先はもう見たこともないような世界


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いつのまにかだいぶ登ってしまいました。登山道の目印は岩に描かれた赤いペンキ。あとで霧につつまれたとき助かりました。


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まるでお城のような山の頂が近づいてきました。Zwölferniederという名前だそうです。ドイツ語でどういう意味なんだろう?


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あんな断崖絶壁に羊が!


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と思ったら、登山道のすぐそばにも羊さんを発見。


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どうやって登ったの?


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アルプスの3大名花、エンツィアンが咲いているのを教えてもらい、他の登山者さんと写真撮影。とっても運が良かったらしいです。小さくて綺麗な藍色をしていました。


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さらに山を登ります。


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山頂が見えた!


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稜線に出たところで引き返すことに。ここから先は装備がないと危険そうだったので。


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なかなかいい眺めです。


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じゃあね!


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来た道をそのまま戻りますが、景色もいいし花も咲き乱れていて全く飽きません。


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そうこうしているうちに、どこからともなく霧が立ちこめ・・・


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あっという間に霧につつまれてしまいました。登山道はしっかり整備されているのでちゃんとロープウェイ駅まで帰れましたが。


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麓に下りるとすっかり晴れて、さっき登った稜線がくっきり。山の天気は不思議です。


この後は村の教会をのぞいたり、麓のレストランで早めの夕食を食べたりして過ごしました。アプフェルザフトっていうドイツのリンゴジュースが美味しすぎて、滞在中ずっと飲んでいました!日本でも売ってくれないかな?


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そんなこんなで、午後8時近くに日没。明日は宿から見えるあの氷河の上に行ってみたいと思います。今日もありがとうございました。というわけで、ではでは!


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