京名物・ぼたん鍋に舌鼓を打ち、下鴨神社と伏見稲荷大社分社(京都駅)に初詣

明けましておめでとうございます。今年あとちょっとで学生生活もおしまい。新生活のことを考えて浮き立ちつつも、一方で今の生活とさよならするのが名残惜しいような、そんな毎日です。そういえば高校生活の最後もこんな感じでした。なつかしいです。


家族も遊びに来てくれたので、みんなで年越し。京都の冬といえば、ぼたん鍋!ということで、父親に頼み込んで近所の料亭に連れて行ってもらいました。


ぼたん鍋とは、白みそをベースにしただし汁に、猪肉と季節の野菜を入れて煮る鍋料理。京都や丹波地方で記念日によく食べられる郷土料理です。



お世話になるのは、大正時代創業の料亭「畑かく」さん。地下鉄の鞍馬口駅からすぐのところにあります。こういうところは初めてなので緊張します。



席はちゃんとした個室。囲炉裏端でご飯を食べるのも新鮮です。



お通しのお茶菓子。なんだったかは思い出せません・・・



「もろこ」は琵琶湖の固有種。京都の料亭では冬に行くとよく使われるそうですが、はじめて食べた。子アユの甘露煮みたいな味でした。



主役のぼたん。牡丹の花のようだからぼたん鍋なのかと思いきや、肉の名前にあやかって後から花のように盛り付けるようになったという話もあるし、由来はよく分かりません。



鍋には猪肉、白菜、椎茸、ゴボウ、ネギ、大根、そして京都らしく生麩を入れます。



イノシシはとっても柔らかく、食べやすいです。豚よりも牛よりもおいしいと思う。さっぱりしていて、まったく臭みは感じません。


お酒を少し垂らすと風味が変わると仲居さんから伺い、半信半疑でやってみたら、ポン酢と合わさってまろやかな風味になり、これが猪肉に合う! 


〆は雑炊で。味もサービスも最高で、いい思い出になりました。



さて、初詣はいつものごとく下鴨神社へ。元旦の午前3時に目が覚めてしまったので、ひとり出かけることに。



毎年恒例の焚火です。深夜なのに外国の人が多かった。「ハツモウデ」がうんたらかんたらって言っていました。文化に興味を持ってくれるのは嬉しいです。



なんか幻想的な写真が採れました。辰に見えなくもない??



松明燃やすと雰囲気がいいですね。




さて、日が変わって1月3日。家族を送りに京都駅のホテルグランビア京都に来たときのこと。ロビー近くに「伏見稲荷大社」の文字が。気になって行ってみました。



エスカレーターで向かいます。いったいどうなっているんだか。



グランビアはJR西日本系列のホテルです。京都駅の真上にあります。京都タワー東本願寺が目の前に見えて、景色は抜群です。




宴会場のようなところを通り、「分社」にたどり着きました。



おお!思ったより本格的です。



もともとホテルの氏神様が伏見稲荷大社で、神前結婚式のために、伏見稲荷のご祭神をお祀りしているそうです。その部屋を正月限定で公開しているみたい。京都駅の中に、伏見稲荷大社があるのって面白いですね。知らなかったです。


もう2024年。私は辰年なので、干支が二周してしまいました。早いものです。あまり動じることなく、出来る範囲のことを着実にやっていけるような一年になればいいな。


それでは皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。ではでは!