4月から東北地方に引っ越します

4月からの配属が決まりまして、東北地方のとある県になりました。先日、新居を探してまいりました。ついでに観光もしたので、久々の旅行記


近くで訪れてみたいところが沢山あるし、向こうにいる間たくさん旅行ができそう。今から新生活が楽しみです。


配属先は、山形県です!



関西から東北はさすがに遠いので伊丹空港から飛行機。実に5年ぶりに飛行機に乗ります。JALスカイメイトで片道6900円でとれました。スカイメイト初めて使ったのですが、今まで使わなかったのが悔やまれるほど安いです。



伊丹空港の端っこまで歩き、そこからバスで搭乗します。随分小さいジェット機



五月雨を集めて・・・じゃないけど、最上川



上からみると山形市はだいぶコンパクトです。



山形市の中でもひときわ存在感のある重厚な旧県庁「文翔館」



中は無料の資料館になっていて、山形の歴史や文化、自然を学べます。内部のつくりも豪華絢爛で、なかなか見ごたえがありました。



1日がかりで賃貸物件を見つけ、夜は居酒屋へ。写真は芋煮とだだちゃ豆。中心部の人通りは昼夜問わずあって、また飲食店も多く、住みやすそうな町です。



物件が見つからなかったときに備えて、2日ぐらい予定を開けていたのですが、意外とすんなりいってしまい、翌日どうしようかと思案。せっかくなので、前々から気になっていた酒田の町に行ってみることにしました。


山形市からは月山の麓を通るバスで二時間。大豪雪地帯であり、すごい吹雪でした。



本間美術館の「清遠閣」は、庄内藩主が領内巡視をする際の休憩所としてつくられた建物。江戸期の日本最大の地主だった本間家の当主が建造しました。


大正時代には皇太子だった昭和天皇もご宿泊されたそうです。




内部の意匠も素晴らしいです。晴れていれば鳥海山が借景になっているのだとか。



こちらが本間家の本邸。北前船で巨額の富を築きました。「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」って俗謡があります。


内部は武家屋敷と商家づくりを組み合わせた珍しい構造になっています。身分の高い来客があったときに武家屋敷部分を使い、普段は質素な商家の方で暮らしていたそうです。



そのため入口も2つあります。こちらは武家屋敷側の入り口。御用松が立派です。



北前船が寄港する各地から庭石を集めています。北海道の神居古潭の石もあります。




山居倉庫は庄内米を保管していた場所。空調がない時代に内部の湿気防止策が様々講じられています。お米が足りない地域があると保管米を即座に船で送り、大儲けしました。


一方、本間家は収益の多くを投げうって、困窮者救済や海沿いの植林事業、庄内藩財政の立て直しに尽力しました。いまでも酒田の町の人から慕われている感じがします。



この倉庫、「おしん」に出てくるそうです。銀山温泉とか、最上川舟下りとか、ロケ地めぐりするアジアの観光客も多いのだとか、



酒田まで来ると、山形に戻るよりは新潟に出た方が関西に帰りやすくなります。


特急「いなほ」で新潟まで行くことに。



鳥海山は山頂が隠れていても存在感がありますね。



朝焼けの萬代橋はなかなか絵になります。



翌朝は快晴。区役所の展望台から、朝日連峰、月山、鳥海山がきれいに見えました。



帰りもスカイメイト。山形より距離が短いはずなのに、キャンペーン対象外なのか、7000円でした。



普通席の機材のはずが、直前に機種変更になり、Jシート付に。普通運賃でいきなりJシートになれたらラッキーですね。自分はスカイメイト運賃だし、罪悪感から座席変更せずそのままにしましたけど(笑)



左側に見える雪山が鳥海。右が月山。




阿賀野川信濃川の2大河川。



ビル群の中を抜け、伊丹空港に着陸。案外あっという間でした。



はじめての東北暮らし。期待しかありません!せっかくなのであちこち行ってブログにしたいと思います!またよろしくお願いします。ではでは!