ローカル路線バスの旅
ご無沙汰しております。法科大学院の前期は、それはもう陸に打ち上げられた魚のような気分で、テストが終わるまで生きた心地がしませんでした…。成績は思ったより悪くなかったので、そこはちょっとひと安心だったんですが、大学院って大変ですね。 しばらく…
九州郵船のフェリーがドック入りで、普段は唐津と壱岐を結ぶ「エメラルドからつ」が臨時代船に。ところがこの小型船では厳原から博多まで他船が5時間のところ、6時間も要します。そのため出発時間も早められました。朝、秀吉が築いた山城に行こうかと思った…
対馬の中心都市は厳原(いづはら)ですが、これは明治に新しく付けられた地名でして、江戸時代は府中と呼ばれ、対馬藩の宋氏の城下町として栄えました。この地にゆかりがある人物に雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)がいます。 雨森芳洲は近江生まれの対馬藩…
比田勝(上対馬)から厳原(下対馬)間の縦貫線は比較的新しいバスですが、そこから分岐する路線は対馬交通の古い車両が現役です。もっとも、旅情たっぷりなのはいいけど本数が少なすぎて予定を組むのに苦労しました。 慣れない土地で運転するのはちょっと怖…
「魏志倭人伝」に、「土地は山が険しく、深林が多く、道は鳥や鹿の径(みち)のようだ」と書かれた対馬も、上県(かみあがた)の佐護の辺りだけは本州のような水田風景が広がっています。野生のツシマヤマネコも比較的多く見かけるとかで、さてどうだか。 対…
乗船するのは博多港22:30発、対馬の北端にある比田勝行きのフェリーうみてらし。五島列島に行ったときに使った博多ふ頭から出発です。 新造船ながら、オール2等で雑魚寝。他にバックパッカーが1人、地元の人が10人ぐらいでガラガラでした。ところが… 玄界灘…
前回の続き、経ヶ岬のひとつ手前の柚志バス停で下車しました。京都府民が住む北限の集落です。特に用事はないけど、最果て好きな者ですから…… ん?なんか干してある…… なんとイカです!猫とかカモメとかいたら狙われそうだけど、堂々と干しているところをみ…
秋晴れなのにどこにもいかないのも癪なので、列車とバスを使って丹後半島を一周してきました。京都市内から山陰本線の始発に乗ると福知山で京都丹後鉄道の快速大江山1号に接続します。特急料金なしで「丹後の海」に乗車できるのです。(といっても3セクはも…
旅をしないと情緒不安定になるぐらいの旅行中毒なのに、臆病だから人目を気にして遠出は怖い。というわけでバランスをとって隣県の福井に行ってきました。じっくり見たのは初めてですが、日本の原風景ともいうべき美しい景色が広がっていました。 まずやって…
教室で期末試験をやるということだったのに、大学でクラスターが発生して急遽オンライン試験に。しかも前日に発表されたので、こっちはてんやわんや! オンラインテストなら実家でも受けられるし、それならと半年ぶりに帰省したのですが… ご存じの通り、こん…
前回の続き、丹波高地の秘境路線バスを求めて雪の中を限界徒歩旅行中です。 茅葺きの立派な家が点在していました。あまり知られていないですが、京都の市内からちょっといけば、このような茅葺き集落がたくさんあります。もっとも最近は丹波高地の美山がそこ…
京都の北側、丹波高地にはバスオタ界隈で有名な狭隘路線がいくつかあります。ついこの間、大雪が降ったので雪見がてらバスに乗ることに。 乗車するのは京都バス広河原行き。京都の出町柳駅からほぼ福井県境まで2時間かけて走る山岳路線です。なんと終点には…
宮崎にはめちゃくちゃ古いバスが走っており、バスオタの聖地と化しています。もはやバスの博物館か?ってレベルで。せっかく訪れたのでバス撮りしてみました。 日産ディーゼルの宮崎22か 818。県庁所在地の駅を出て5分で6Eと遭遇するのだからすごい。 続けて…
夏目友人帳の舞台訪問の続き、人吉産交からバスで相良村へと向かいます。 アニメにも産交バスはよく出てくるのですが、もう大型車はあまり在籍していないよう。ちなみにバスは行きも帰りも貸し切りでした。大丈夫なのかな?この路線。 バスに揺られること40…
球磨川沿いに『夏目友人帳』の舞台訪問中です。産交バスに乗り、終点の石水寺入口で下車。ちょうど人吉市と球磨村の境界で、小さなバスターミナルになっています。 バス停から徒歩数分で夏目友人帳の一大聖地である天狗橋にたどり着きます。 思わず「あっ」…
この日は八代から人吉まで、球磨川沿いをのんびりと回りたいと思います。なんでもここら辺は6期までつづく人気アニメ『夏目友人帳』の舞台。もっとも自分は民俗学とか神社とか好きですし、聖地だけを巡るのではなく、アニメに出てきそうな雰囲気の場所も訪れ…
五島列島路線バスの旅で撮ったバスとバス停と廃バスの総まとめ編です。 上五島では青方の営業所を中心に西肥バスが島内を縦横無尽に走っています。 まあもっともほとんどが移籍車なんですけどね。こちらは川崎市交通局の三菱ふそう・エアロミディ。 奈良尾・…
日野 ブルーリボンです。なんか鹿児島ではよく見るな… 鹿屋から大隅線の廃線跡をひたすら東へ進み志布志にやって来ました。 志布志の名所と言えばこれ。志布志市志布志町志布志にある志布志市役所志布志支所。珍百景でも紹介されたのだとか。 ここから日南線…
日野ブルーリボンで鹿児島駅へ向かいます。 薩摩藩の外国使節団の彫刻。さすがは島津のおひざもと鹿児島です。 大久保利通!奄美で散々西郷隆盛に染め上げられてきたので敵地上陸って感じ。 鉄道趣味はないのでよく分からないけど路面電車も古そう。 東急バ…
喜界島で船が欠航したために思いがけず行くことになった奄美大島。4泊5日もしていましたが、ようやく夜には鹿児島行きの船が動くそう。朝起きると沖縄行きの船が無事入港していました。なんとか今日は島から出られそうだ・・・ せっかく奄美群島最南端の与論島…
奄美大島4日目は、バスが1日に3本しか出ていない大和村へ行くことに。大和村というのはなんでも昔(恐らく平安時代)、中国に向かう日本(大和)の船がここを経由していたからだとか。 まずはじめは宮古崎へ行くはずだったのですが・・・ でっかいクモがいて中…
結局、台風は奄美大島でやり過ごすことに。午前中はかろうじて外に出られたので、名瀬市立博物館に行き、午後はホテルに閉じこもっていました。そして翌日。いよいよ奄美大島路線バスの旅を再開します。 台風一過で天気は快晴。ところが飛行機は欠航している…
というわけでほんとヒヤヒヤながら喜界島にたどり着きました。朝は名物の鶏飯からスタート。これめちゃくちゃおいしいんですよ。お茶漬けみたいなものなんですが。 相変わらず海は透き通っています。そりゃ奄美海運のお兄さんが東京から奄美に帰りたくなった…
沖永良部島2日目。今日は和泊から知名までバスで行き、喜界島行きのフェリーの時間まで観光タクシーをやとって島を回ります。 和泊と知名を結ぶ沖永良部バス企業団の路線は島の中央高地を通ります。周囲はジャガイモ畑とサトウキビ畑。主産業は農業・牧畜と漁…
急な港変更により限界ハイキングからはじまった沖永良部島です。 伊延港のそばに「ソテツジャングル」なるスポットがあるとのことで行ってみたわけですが… なんか、ムシがたくさんいる。蝶とかでっかい南方のドクドクしいクモとかいっぱい。 ちなみにこれら…
沖縄路線バスの旅、最終日。今日は今回の沖縄訪問の一番の目的、1978年製の日野RE101 (ナナサンマル車)に乗車する日です。 ところがあいにくの雨・・・。まあこの日は乗ってるだけですし、前日まで3日間連続快晴で美しい海をたくさん見たわけですから、今日ぐ…
沖縄には4つの大きなバス会社があるのですが、地区によって住み分けがなされているようです。うるま市の具志川では琉球バスと沖バスをたくさん見かけました。 バスが待てど暮らせど来ない。バス接近情報によると30分以上遅れているとのこと。仕方がないので…
沖縄路線バスの旅3日目その2。沖縄の東海岸を通って名護から那覇まで南下中です。 今回、沖縄に行ったからには見ておきたかった名護市辺野古の大浦湾。時間の関係もあるので途中下車はしませんが、これから基地にさらに近づいて、キャンプシュワブのゲート前…
沖縄ローカル路線バスの旅3日目。この日は名護から那覇まで東海岸経由で行きます。 まず最初に乗るのは「沖縄バス東部線(78系統)有津行き」。なんとこのバス、一日3本しか有りません。大浦湾を通って東村の少し手前まで走ります。 名護バスターミナル発 06…
今度は65・66系統に乗って夕日を見に行こうと思います。適当なビーチないかなぁと思いながら地図を見ていると、「塩川」というところにちっちゃなビーチがあることが判明。というわけで再び本部半島線に乗車。今帰仁とは反対回りですね。 名護の町中にいた猫…