教室で期末試験をやるということだったのに、大学でクラスターが発生して急遽オンライン試験に。しかも前日に発表されたので、こっちはてんやわんや!
オンラインテストなら実家でも受けられるし、それならと半年ぶりに帰省したのですが…
ご存じの通り、こんどはコロナ第二波で京都の下宿に帰りにくくなって…
そうだ!
それなら政府推奨の「感染予防対策」をバッチリして、なるべく人に会わないもともと過疎な地域を通って移動しよう!!
というわけで「3密回避」で帰省大作戦!
「ルール」
・累計100人以上と接触しない(同じ空間にいない)
・なるべくお金をかけずに
・1日で京都まで移動
新幹線は論外。在来線もこの時期は青春18の鉄オタが群れているのでボツ。というわけで渥美半島を走るローカル線、豊橋鉄道のホームへ。
5年ぶりぐらいに乗ったけど、全然変わってない。相変わらず夏は扇風機がくるくる頭上を回っている(笑)
そんな昭和のローカル線感が残っている豊鉄ですが、まさかのまさか、同じ車両には自分以外におじさんと学生がいるのみ。しかも数駅行ったところで降りてしまった!というわけで接したのは、車掌さんと駅員×2も合わせて5人だけ。このミッション、けっこう楽勝かも…。経営のこと考えるとちょっと複雑。。
乗り継ぎのバスまで時間があったので、豊橋鉄道の終点、田原の町見物。今川義元や徳川家康など戦国の名武将とも関わりのある田原城があります。
資料館の中は入らなかったけど、石垣や堀がそっくりそのまま保存されていて見ごたえがありました。もう少しゆっくりしたかったな。
城のそばにある歴史民俗資料館。なかなか立派な和洋折衷建築です。
「路線バスなんてガラガラやろ~」って思ってたら、途中から部活帰りの小中学生が十数人乗ってきて…
この企画大丈夫かw
終点の伊良湖岬バス停。途中からバスは貸し切りになりました。結局、バスで一緒になったのは20人ぐらい。というわけでここまで累計25人。
まずは渥美半島の先端、戦前に造られた美しい白亜の灯台が残る伊良湖岬に寄り道。
三島由紀夫の小説「潮騒」に出てくる神島がすぐ目の前に!以前行ったことがあります。2013年のことです。小説そのままの牧歌的な島で気に入ったのですが、与論島のこともあったし、当分は再訪できそうにないですね…。
「海を眺めていると心が洗われる」って聞くことがあるけど、今ならよくわかります!
なんか、もう、人間のちっぽけな悩みなんて、どうでもよくなるような(笑)
広大な海原をみてると、そんな気持ちになるんですよ…
ちなみに丘の上ではなく、磯にある灯台っていうのは珍しいらしいですよ。
伊良湖岬からは伊勢湾フェリーに乗船。小笠原以来、久しぶりに船に乗りました。
お客さんは自分以外に自転車乗り×2、ライダー1人、家族連れ3人、老夫婦1組で合計8人。100人ミッション、やっぱり余裕ですねw
1時間ばかりの船旅。島や行き交う船を眺めながらのんびりしていると、あっという間に三重県の鳥羽港に着岸です。
鳥羽についたら、鳥羽城へ!多島美といえば竹原が印象的だったけど、ここも捨てたもんじゃない。右側に見える島はミキモトの真珠島。自分には関係ない話なんだが。
鳥羽城の中腹にあるのは旧鳥羽小学校。昭和4年の美しいコンクリート建築です。
すごい構造物だなぁ。
メートルを米としているあたりが歴史を感じますね。
二宮尊徳像。今の若者は馴染みがないはずなのに、おかしいなぁ…。廃校めぐりが趣味だから今年もう4回は見たんだけど(笑)
校庭から。こういうの、モダニズム建築っていうんだっけ…
帰りは近鉄特急!
これまたほとんどの区間貸し切りでした。西大寺から通勤客が何人か乗ってきたけど。
このまま電車は京都・丹波橋へ。接触した人数は予想をはるかに下回りました。
めでたし、めでたし、と思いきや、帰り、まさかの京阪電車のラッシュに遭遇。おいおい、意味ないやんw
ちなみに豊橋~鳥羽は2500円、鳥羽~丹波橋4000円だったので、新幹線よりちょっと安いぐらいですね。ほんでもって7時間かかりました(笑)
とにもかくにも、「3密回避」で帰省大作戦のミッションクリア!