トリエステから快速電車とバスを乗り継いで1時間ほど行ったところに、アクイレイアという村があります。いまはひなびた田舎ですが、昔はローマ帝国の5本の指に入るような大都市だったとか。
村のあちこちに遺跡がごろごろしていて、なんともすごいところです。ここの目玉は古代ローマ時代のモザイク画。そのうえに中世に建てられた大聖堂が建っています。
一応世界遺産に指定されているのですが、なにせアクセスが悪すぎる!鉄道と接続するバスは一日に数本しかないのです。というわけで、車がないと不便なところですから、観光客もとても少なかったですし、そのほとんどがイタリア人でした。
これが大聖堂。空とのコントラストが素晴らしいですね
ちょうど日曜日でミサをやっていたので、先に鐘楼に登ることに
鐘楼の下にもモザイクが!これ、ローマ時代のものなんですよ。感動します。
狭くて急な階段を上ると、眼下にアクイレイアが!ここにローマ時代の大都市があったとは到底思えません
まだミサをやっていたので(観光客は見られないみたい)、野外博物館に行きました
ギリシャの植民都市とも交易をしていたそうです
かつてはここは海上交易で栄えました。ローマ時代の運河跡だってあるんですよ
男の人の頭に生えているのはなんでしょうね
これがその運河跡
こんな感じで遺跡がごろごろしています
さて、ミサが終わった頃合いを見計らい、大聖堂へ向かいます。
どど~ん!床一面、モザイク画です!!
かわいらしい鶏と亀ですが、善悪を象徴しているとか
当時の貴族の女性
地下にも遺跡があるんです。
いやぁ、すごかったなぁ。
地理的にはヴェネチィアから日帰りできなくもないので、ヴェネチアの混雑に疲れたら、足を伸ばしてみてもいいかもしれません。十二分にその価値あります!!
トリエステに帰ってきたときにはもう夕方!夕陽が綺麗でした。
お次はスロベニアの首都リュブリャナに行きます!チャーチルの言う「鉄のカーテン」をくぐるのです。リュブリャナの魅力と言えば、かわいらしい家並みと素敵なお城、そして竜!そちらもお楽しみに。ではでは。