この街は第一次世界大戦までオーストリア・ハプスブルク帝国の支配下でした。フロイトやサウンド・オブ・ミュージックのトラップ大佐も一時期住んでいたことがあるようです。町並みもどこかウィーン風。おしゃれなカフェもあります。
ど~んとでっかいミラノ中央駅。ここからトリエステまで4時間かかります。
シートが進行方向と逆向きでしたが、スイッチバックするのでヴェネチアから先は進行方向に。叫び声を上げる子供やら大声で電話するおばさんやらで車内は大賑わい。それでもヴェネチアから先は貸し切り状態でした。
造船の街モンファルコーネを過ぎると列車は海沿いの崖を走ります。
カルスト地形の白い石灰岩のさきに紺碧のアドリア海が見えたらもうトリエステ!途中、岬の先端にあるいろんな古城が見え隠れし、とても美しい路線です。
ホテルは駅前にとったのですが、屋根裏部屋でした。安いから仕方がないけど。
投宿するなり市内観光!
お城があるサンジュストの丘から見下ろすアドリア海は最高です!
この丘には古い教会もありました。サンジュスト教会です。
丘の麓には古代ローマ時代の遺跡だってあるんです!
続いてマリアテレジアがつくらせた運河脇を通って海岸へ!
途中セルビア正教会がありますが、カトリックの絵とはだいぶ違うので、とっても新鮮でした。
そしてイタリア統一広場へ。オーストリア時代からの行政の中心です。
その後、レヴォルテッラ美術館に行きました。オーストリア帝国の貴族の邸宅を公開しているのですが、なんでもスエズ運河会社の副社長だったとかで、中はなんとも豪華絢爛。
なんかウィーンのシェーンブルンよりすごい・・・
これはスエズで歓迎される自分の絵なのでしょうか?ちゃっかり描かせちゃったみたい。
さて、そろそろ陽が暮れてくる時間、海沿いを散歩します。
アドリア海に沈む夕日。たまりません。ああイタリアに来て良かった。
そのまま晩ご飯へ。適当なレストランに入りました。行く前に読んだガイドブックには「レストランでは2品頼むのがマナー」と書いてあったので、ラザニアとピッツァ・マルゲリータを頼むことに。そうしたら・・・
凄い量のものがでてきたのです。こんなのひとりで食べられるかいな。
しかしとってもおいしい!残すのはもったいないのでがんばって食べます。
お店のオーナーの娘でしょうか、小学生ぐらいの女の子がじっとおもしろそうにこっちをみてくるのですが、その視線に耐えながら・・・・・・
結局、完食するのに1時間ぐらいかかってしまいました
そとはもう真っ暗に。町中がライトアップされてとってもきれい!
こうしてお腹も感動も満腹になったところで、今晩泊まる屋根裏に帰りました。
お次はローマ時代の美しいモザイクがのこるアクイレイア!トリエステから列車で小旅行します。