アドリア海に浮かぶ白亜の城ミラマーレ

イタリアの北東部に位置するトリエステの郊外にハプスブルク家のお城があります。メキシコ皇帝でもあったマクシミリアンの居城で、名前はミラマーレ城。マクシミリアンがナポレオン3世から戴冠を受けたのもこのお城です。mare(イタリア語で海)という名前の通り、海に面した岬の上に建っていて、お城の窓からはアドリア海の絶景が広がります。遠くからかの見ると、まるで海の上に浮かぶ真っ白な船のよう!あのエリザベートも気に入って、十数回も訪れたとか。

 

開城は9:00なのですが、電車の都合からトリエステ7:20発の電車に乗りました。駅を降り、林の中を抜けると、朝日に輝く白亜の城とアドリア海が目の前に!!

f:id:Antonov-24:20181226103526j:plain岬の先端にあるので、3方が海なのです!

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f:id:Antonov-24:20181226103617j:plainむかしマクシミリアンは航海中に突然の嵐に巻き込まれ、この近くの港に避難しました。そのとき以来、この場所が気に入ってお城を建てようと決めたそうです。

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f:id:Antonov-24:20190107230456j:plainお城のなかからも海の眺めは抜群!

f:id:Antonov-24:20181226104132j:plainマクシミリアンのベット。ローマ教皇からの賜り物だそうですが、実際は違う部屋で寝ていました。さすがにこんなベットで寝たら寝違えてしまいそうです

f:id:Antonov-24:20190107230733j:plainハプスブルク最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画。マクシミリアンのお兄さんにあたります。

 f:id:Antonov-24:20181226104300j:plainお城には図書室がつきものですが、オーシャンビューの図書室は滅多にないでしょう

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f:id:Antonov-24:20181226104502j:plainここがこのお城の中核、「玉座の間」です

f:id:Antonov-24:20181226104552j:plain「日本の間」と「中国の間」もあるのですが、う~ん、ゾウかぁ

f:id:Antonov-24:20190107225249j:plainお城の周りにはきれいな庭園があります。レバノン杉、メキシコの糸杉、ジャイアントセコイア、イチョウなどヨーロッパにはない様々な木をわざわざ植えさせたそうです。この公園を含めたお城一帯はなんとイタリアで最も小さい自然保護区

f:id:Antonov-24:20181226104653j:plainお城の裏側にあるミラマーレ駅。無人駅で止まる列車はとっても少ないですが、かつてハプスブルク家がお城を使う際に利用した、とっても歴史のある駅舎です。駅舎内には貴賓室?らしき部屋がありますが、公開されていません。

f:id:Antonov-24:20190107224819j:plain駅舎内の地下通路も立ち入り禁止

f:id:Antonov-24:20190107224917j:plain本当に田舎の小駅といった感じです。ホームにいるのはわたしだけ。来る列車、来る列車目の前を通過してゆくし、正直のところ果たしてほんとうに列車に乗れるか不安になりましたが心配は無用でした!さすがはトレニタリア!10分遅れでしたが

f:id:Antonov-24:20190107230222j:plainというわけで以上、ミラマーレ城についてでした!

 

 

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