アルマトイは都会で、あまり見所がないという話でしたが、結構「ソ連」が感じられるスポットが多く、個人的にはとても興味深い町でした。
まず、ロープウェイ駅近くのバーガーキング。なんと、このアメリカ資本のチェーン店が入った建物が実に「ソ連的」なのです。嫌がらせか!
その写真がこちら。
バイコヌール宇宙基地があるカザフスタンらしい!
こういう何を言いたいのか意味不明なソ連のプロパガンダ装飾、結構好きです。
町中には今にも崩れそうなソ連時代のビルがたくさんあります。この無駄が多い設計、なんなんでしょうね。
アルマトイの中心部ではあまり見かけなかったですが、住宅街にはフルシチョフ時代に国策で建てられたアパート群が建ち並んでいます。その名も『フルシチョフカ』
さらに、町を東西に貫く地下鉄駅はとても豪華絢爛。開業は独立後ですが、工事はソ連時代から行われていました。
まるで核シェルターか?っていうような深さです。
こちらはアルマトイの鉄道駅。
駅舎の装飾を見ると…ああ、鎌と槌!
さらに、町の中心部にある『28人のパンフィロフ戦士公園』にも勇ましい像が。
この写真だけでは、このプロパガンダ像の大きさが分からないと思うので、もう一枚。
横を歩いている人と像を見比べてください。この像がいかに異常なほど大きいかが分かるはずです。
そして、鎌と槌。
また、町から少し離れた郊外の公園には、ソ連時代の戦車や戦闘機が放置されています。
これはミグ21戦闘機ではないか!
戦車はよく知りませんが、年代物であることは確か。
子供を本物の戦車で遊ばせる親の気持ちがわからないのですが。。。(左奥)
ヘリもよく分からんが、ともかくバカでかい。
そして、遊具と化した戦車やら戦闘機やらを抜けると、そこにはあのお方がいらっしゃったのです。
今回は少し長くなりすぎたので、レーニンさんには次回出てもらうことにしたいと思います。
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