海辺の外周道路をひたすら自転車で駆け抜け、やって来たのは奄美1番の美しいビーチといわれる百合が浜。
9月の中旬とあって我々一行で貸し切りです。
珊瑚礁の遠浅の海とあって、環礁の先端がはるか遠くに。干潮になったら巨大な白砂の島が出現するそうです。
天皇皇后両陛下の句碑。
いくら見ても見飽きません。ただボーとしながら、さざ波の音を聞いてると時間がたつのを忘れてしまいます。
そうこうしているうちに夕暮れ時に。集落は島の反対側なので、あわてて自転車を飛ばします。辺り一面サトウキビの波。街灯なんかありません。
なんというか…自分は天国に来てしまったのかな…
晩ご飯を食べられるところは限られています。商店街の居酒屋「海将」に入りました。
優れていました。こんなおいしい刺身を食べたことありません。グァバサワーも最高。おまけに女将さんも親切だし。奄美名物の鶏飯も食べられたし満足。
満腹でお店を出ると、空は満天の星空!残念ながら写真に残せる物ではないので、ぜひ行って見てください。夜空にこんなに星があったのかと、ただただ呆然としました。
で、翌日。
なんか台湾からずっと旅行してきたから、このときはサトウキビには見慣れてしまっていたんですけど、こんなのなかなかない風景。
次なる目的地、沖永良部島に行くフェリーの出航まで時間があるので再び自転車で島を巡ります。
与論島より綺麗な場所なんてこの地上にあるの??って話しながら。
いやほんと天国ですよ。はい、地上の楽園です。島民も優しいし、景色もいいし、ご飯もおいしいし。
滑走路脇の未舗装路を駆け抜けてやって来たのは…
与論空港!まるで地方のローカル線の駅舎みたい。
JAL傘下の日本エアーコミュータと琉球エアーコミュータが鹿児島・奄美大島・那覇便を運行しています。全部ATRのプロペラ機!
あまりの規模の小ささにびっくり。まあこのあと喜界島でもっとすごい空港に出会うわけですが。というか思いがけずプロペラ機に乗るわけですが…。
普通にヤギが歩いています。いや最初は驚きました。ただ奄美に2週間滞在して、ほぼ慣れてしまったのですが…。
カワイイ…飼いたい。
どうやったらこんな海の色になるの?ほんと絵の具を垂らしたみたい。
カボチャの無人販売所。
島の製糖工場。
サトウキビの草いきれがする外周道路。
そしてこの海…ほんと、ここが日本であることが信じられない…
というわけで、フェリーに乗って沖永良部島へ向かいます。このときは「与論島でハードル上げすぎたか?」なんて先輩と話していたのですが…とんでもない。沖永良部では、まったく思いがけないような出会いが待っていたのでした。
(前へ:与論島ここは地上の楽園か?島めぐり前編)
(つづき:与論島からフェリーで沖永良部島へ)