2019-01-01から1年間の記事一覧

サマルカンドでトラムに乗ったら、乗り合わせた女子高生がバザールを案内してくれた

この日はブハラから200kmぐらい東にあるサマルカンドまで移動。ティムール帝国の都だった町です。 ブハラ駅は近代的な駅舎です。 駅前にある帝政ロシア時代の宮殿。ニコライ2世の視察のために造られたが、結局訪問が実現することはなく、ソ連時代に鉄道労働…

ウズベクの砂漠に散った日本人の墓を見てただ呆然

どこまでも続く砂漠。この果てしない不毛の地に、抑留され、骨を埋めることになった沢山の日本人は一体何を思い、感じていたのだろうか。 ウズベキスタン西部のカガンという町に、日本人墓地がある。第二次世界大戦後にソ連に連行され、強制労働に当たり、現…

ブハラのきれいな旧市街はこんな感じです

ウズベキスタン西部、ブハラ=ハン国の中心として栄えた町を散策してみました。旧市街に入ると、ミナレットというイスラーム特有の塔がまず目に飛び込みます。 ブハラのミナレットは他のイスラーム圏ではちょっと見られないユニークなもの。というのも、普通…

ウズベキスタンの子供たちに英語で話しかけられる

現在のタシケントは区画整理された近代計画都市で、特にシルクロードの面影はありません。しかしながらウズベキスタンの中にはかつての雰囲気を感じることができるオアシス都市がいくつか残っています。今回の旅ではまずブハラへ。 ブハラはタシケントから西…

あなたの知らないソ連の地下宮殿の世界!!『宇宙飛行士駅』など地下鉄全駅を巡ってみる

今回の中央アジア旅行で、ソビエトの地下宮殿とも称されるタシケントメトロの全駅を制覇してきました。そのなかでも印象に残った駅を紹介したいと思います。 Космонавтлар駅 (宇宙飛行士駅)名前の通り、駅の建築装飾は宇宙をテーマにしています。壁面には…

ソ連の遺産だらけ!タシケントは想像以上に面白い町だった

よく「ウズベキスタンの首都タシケントは大都会で見所はあんまり無い」といわれ、観光コースから外されるそうです。だが本当にそうだろうか? ソ連車ヴォルガやラーダが爆音を立てながら道路を行き交い、ソ連のおんぼろ地下鉄が町中を走り、崩れかけた墓石の…

鉄道でカザフスタンとウズベキスタンの国境を越えた(カザフスタン鉄道乗車記その3)

今回の旅ではアルマトイ(カザフスタン)からタシケント(ウズベキスタン)まで夜行列車を利用しました。途中キルギス領にも入り、800kmを17時間かけて走ります。今記事は乗車記その③国境編です。 antonov-24.hatenablog.com antonov-24.hatenablog.com 長か…

個室に乱入!笑えるほど図々しいカザフスタン鉄道の車掌(カザフスタン鉄道乗車記その2)

今回の旅ではアルマトイ(カザフスタン)からタシケント(ウズベキスタン)までの国際夜行列車を利用しました。大草原の中800kmを17時間かけて走る列車です。 部屋はこんな感じの二人個室。私のベットは上段で、下段はロシア系カザフスタン人のおばさん。ア…

カザフスタン鉄道はとっても先進的で驚いた(カザフスタン鉄道乗車記その1)

今回の旅ではアルマトイ(カザフスタン)・タシケント(ウズベキスタン)間の夜行列車を利用しました。800kmもの距離を17時間かけて走ります。 運行はカザフスタン鉄道。カザフ発、月・水・土の週3便で、アルマトイを19:32分に出発し、タシケントに11:54分に…

【カザフスタンB級スポット】アルマトイで巨大なレーニン像を見る

そもそもカザフスタンに行く日本人は少ないので、一体この記事が役に立つのか分からないけれど、やっぱり旧ソ連に行くからにはレーニン像を見ときたいはず! レーニン像は、ソ連崩壊とともに、その多くが人々によって引き倒されました。ロシア本国では結構残…

カザフスタンには意外とソ連が残っていた(アルマトイ観光その2)

アルマトイは都会で、あまり見所がないという話でしたが、結構「ソ連」が感じられるスポットが多く、個人的にはとても興味深い町でした。 まず、ロープウェイ駅近くのバーガーキング。なんと、このアメリカ資本のチェーン店が入った建物が実に「ソ連的」なの…

はじめまして天山山脈 (アルマトイ観光その1)

ホテルカザフスタンの横から、ゴンドラが出ており、郊外のコクトベの丘まで往復2000テンゲ(600円)で行くことができます。 「天山山脈の麓の街」というと聞こえがよいですが、アルマトイはソ連の時代から公害がひどい町として有名でした。私が行ったときも…

ソ連の高級ホテル『ホテルカザフスタン』に泊まる

2月の終わりにカザフスタンからウズベキスタンにかけて一人旅してきました。 まずは仁川空港から直行便でカザフスタン南部のアルマトイへ。深夜到着だったのでちょっと不安だったのですが、無事、タクシーを捕まえてホテルへ直行。運転手が誰かと電話しなが…

アルプスの麓!ぶらりスイス街散策

スイス3日目は、首都ベルンへ行くことに。本当はベルンに一日中いるはずでしたが、ふとしたことがきっかけで、帰りに途中下車してトゥーンという街も訪れました。 ベルンまではブリークから列車で1時間。 ベルンのランドマークはこの時計塔です。 道の左右…

スイスで絶景ハイキング!

ミラノからスイスへは、列車で2時間程度。簡単にアクセスできます。というのも、アルプスを貫くシンプロントンネルがあるからです。なんとこのトンネル、1906年に開通したとのこと。3000m近い山の下を当時の技術で掘るのはとても大変だったと思います。 利…

ヴェネツィアの下町・カステッロ地区散策

ヴェネツィアに行ったら是非とも見たい風景がありました。それは、運河の上に吊された洗濯物。以前どこかで見た写真がとっても印象的だったのです。ただ、世界的観光地ヴェネツィアのどこに行けばそんな生活感漂う景色に出会えるのか?確証は得られないなが…

アドリア海に浮かぶ白亜の城ミラマーレ

イタリアの北東部に位置するトリエステの郊外にハプスブルク家のお城があります。メキシコ皇帝でもあったマクシミリアンの居城で、名前はミラマーレ城。マクシミリアンがナポレオン3世から戴冠を受けたのもこのお城です。mare(イタリア語で海)という名前…

スロベニアの首都は竜の街!

以前の記事で、トリエステ→スロベニアの列車について取り上げたので、今回は町歩きメインにしたいと思います。 スロベニアの首都リュブリャナは小さな街ですが、すっごくかわいらしいのです。道にはお花が飾られているし、ゴミも落ちていないし。 町の中心に…

古代ローマのモザイク!アクイレイア探訪

トリエステから快速電車とバスを乗り継いで1時間ほど行ったところに、アクイレイアという村があります。いまはひなびた田舎ですが、昔はローマ帝国の5本の指に入るような大都市だったとか。 村のあちこちに遺跡がごろごろしていて、なんともすごいところで…